手すりは早期につけるほうがよかったみたいだ
家の中に手すりをつけた。
101歳は、立ち上がっても自立はしていられない状態になっており、杖が折れそうなくらいに杖頼みな歩きで、トイレと、玄関という必須の場所にだけだが、とてもしんどそうに行っていたので、今回その行き来のための手すりをつけてもらった。
すると、つけて2日ほどで慣れて、そうすると、気軽に居室を出てキッチンのテーブルに座っていたりするようになった。もうすっかり寝てばかりになってしまっていたのだけれど、楽に歩けるということで、大きく生活と意識が変わったようだ。
こんなことなら、もっと早くにつければよかった!と思う。問題は単に歩きやすさ補助ということではなかったのだった。
家の中が狭くなるのではないかという心配とか、杖で歩くのに比べて大袈裟な障害状態の人になってしまったような印象を本人が持つのでは?という危惧とかで、「まあなんとかなってるうちはいいか」と思ってしまっていたが、さっさと導入していたら、老化進行はずっと遅らせられたのではなかったか。
うちのような、かなりの高齢の居宅介助生活においても、部屋の中でできるだけ自分で楽に行き来できるかというのは、とても重要なことだった。